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第12章 過ち

淳side

凪さんは下を向いたまま・・・・。

「・・・私ー・・・・あの・・・・・」

・・・・・・。

痴漢に合ったとか・・・・。

旦那様？？？とか？？？

すると・・・。

ガチャッ・・・と扉が開き、一樹が戻ってきた。

一樹の顔を見ると一樹はニッコリ笑って・・・・。

凪さんの前に屈み・・・・。

「今・・・拓海から連絡をもらった・・・・(笑)」

・・・・・・。

拓海ッ？！

凪さんは顔を上げ一樹を見て・・・・。

「違うのっ・・・あのっ・・・・」

一樹は優しく笑って彼女の手首を見て・・・・・。

「ごめんね・・・拓海に今逢うのは嫌だと思うから・・・俺から謝る・・・・」

・・・・・・・・。

「拓海を育てたのは俺や・・・コイツだから(笑)」

そう言って俺を指さし・・・・。

凪さんの手首にシップを巻き、

ネットを付け・・・・・。

「俺らの責任だ・・・・(笑)」


拓海が・・・・・。

やったのッ？？？？

凪さんは一樹を見て何かを堪えてた様に息を吸って・・・涙を流した。

「私っ・・・・拓海君に・・・拓海君と同じように・・・ただ寂しくて・・・・」

・・・・・・・。

「体の繋がりを求めてしまった・・・・彼は優しいしっ・・・誰かの代わりでもいいって・・・そう思ったけどっ・・・」

・・・・・・・。

「でもっ・・・蓮は違ったの・・・私を誰かの代わりじゃなくて・・・私として・・・扱ってくれるの・・・・」

拓海ー・・・・。

アイツは・・・。

はぁぁ・・・・。