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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第11章 故郷(呪われた王宮)
「王妃様が・・司教に・・・」
ルナは司教の正体を大トカゲとだけ言い、二年に渡って王と王妃の生気を魔力で吸い取っていた事を話した。

しかし、見た通りの母と司教との痴態については表現をぼかした。
自分でも早く忘れたかったのと母を崇拝しているディオンの気持ちを思うと、とても本当の事を言えなかった。
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