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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第12章 水晶(呪われた王宮)
二百年前、ジューム国を滅ぼした時に最強の妖術師に封印されてはいたが、その間に蛇やトカゲ等の生気を吸い取り、力を蓄え蘇ったのである。
三年前に復活した時に、ジューム国の生き残りの者は全て根絶やしにしておいた筈だ。

従って、今の自分に勝てる者等いやしない。

アズートは水晶玉に手をかざすと、映像が王の寝室に変わった。
そこには妖しい声をあげるマチルダ王妃が、苦悶の表情を浮かべて快感に耐えている王にまたがっている姿が見えた。
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