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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第13章 捜索隊(呪われた王宮)
「フー・・・ここまで来れば大丈夫だろう。ごめんよ、ルナッ・・怖かったかい・・・?」
改めて聞く優しい声に、ルナは飛びつくようにディオンの身体を抱きしめた。

「ディオンッ、ディオン・・・」
水色の髪が揺れている。

ディオンの首にしがみ付きながら、ルナは肩を震わせて泣いていた。
ディオンは優しく髪を撫でてあげながら、ポツリポツリと話出した。
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