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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第15章 キエフの村(呪われた王宮)
ルナとディオンは、何日もかけて川を下った。
濡れた身体を焚き火で乾かし、寄りそうように眠った。

もう大人に成長した二人の身体であったが、まだ心は幼いのか清い関係を保っていた。
ディオンの方はルナに対する崇拝の気持ちが占めていたが、ルナは必死になって自分の心と闘っていた。

母の痴態を見てしまってからは、自分の身体に流れる淫乱な血が怖かった。
最近はみなくなったが、アズートに催眠調教された淫夢も生々しく記憶されている。
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