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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第17章 ジューム国(呪われた王宮)
何日、いや何ヶ月、歩いた事であろう。
キエフのくれた食料は、とっくに尽きていた。
しかし、獣達が見つけてくれる果物は今まで味わった事の無い程美味で栄養があった。
二人は疲れも覚えずに、ひたすら星が示す方向に歩いていった。
森の中は程よい気候が保たれており、夜は獣達が寄り添って温めてくれた。
それと同時に二人も愛を育んでいった。
チョットした仕草さえも二人の間には愛が感じられ、言葉にしなくても見詰め合うだけで心が通じた。
まだ幼い心は清い関係を保ってはいたが、二人の気持ちは肉体で結ぶ以上に強い愛に満ちていたのだ。
キエフのくれた食料は、とっくに尽きていた。
しかし、獣達が見つけてくれる果物は今まで味わった事の無い程美味で栄養があった。
二人は疲れも覚えずに、ひたすら星が示す方向に歩いていった。
森の中は程よい気候が保たれており、夜は獣達が寄り添って温めてくれた。
それと同時に二人も愛を育んでいった。
チョットした仕草さえも二人の間には愛が感じられ、言葉にしなくても見詰め合うだけで心が通じた。
まだ幼い心は清い関係を保ってはいたが、二人の気持ちは肉体で結ぶ以上に強い愛に満ちていたのだ。