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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第17章 ジューム国(呪われた王宮)
「ごめんなさい、ディオンを巻き込んで。でもキエフの話や村での人々の苦しみを見ているとジッとしていられないの・・・。お父様やお母様がどうなさっているかも心配だし、革命軍の事も」
ルナの瞳から涙が流れている。
「だって、みんなこの国の大切な人達なのに、殺し合うなんて耐えられないの・・・。
私達王家がアズート司教を信じたばかりに、大勢の人達を不幸にしているのよ・・・。
その償いを込めて、私はアズート司教と刺し違えるつもりです。
例え、この身体や心を犠牲にしても」
ルナの瞳から涙が流れている。
「だって、みんなこの国の大切な人達なのに、殺し合うなんて耐えられないの・・・。
私達王家がアズート司教を信じたばかりに、大勢の人達を不幸にしているのよ・・・。
その償いを込めて、私はアズート司教と刺し違えるつもりです。
例え、この身体や心を犠牲にしても」