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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第17章 ジューム国(呪われた王宮)
「ハイ、そうです・・・」
二人は見詰め合った。
ディオンは嬉しかった。
愛するルナからハッキリと告げられると、妙に誇らしげに感じた。
(良かろう・・・。
その男に、我等に残された力の全てを授けよう。
そして結ばれるのだ、ルナ・・・。
それから棺の中に刀と服が入っている。
それは代々ジューム国に伝わる聖剣だ。
力を得た者が使う時、悪魔は滅びる筈だ。
我等が死ぬ直前に、魂を呼び集めて封じ込めたのだ。
目覚めた者にしか使えないが、ルナ・・・。
汝がそれを持ってアズートに挑むのだ。
解ったな?)
二人は見詰め合った。
ディオンは嬉しかった。
愛するルナからハッキリと告げられると、妙に誇らしげに感じた。
(良かろう・・・。
その男に、我等に残された力の全てを授けよう。
そして結ばれるのだ、ルナ・・・。
それから棺の中に刀と服が入っている。
それは代々ジューム国に伝わる聖剣だ。
力を得た者が使う時、悪魔は滅びる筈だ。
我等が死ぬ直前に、魂を呼び集めて封じ込めたのだ。
目覚めた者にしか使えないが、ルナ・・・。
汝がそれを持ってアズートに挑むのだ。
解ったな?)