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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第20章 街(呪われた王宮)
「おおあー・・・」
絶叫がこだまする中、兵士達が二人に襲いかかろうとした瞬間、再びルナの瞳が光る。

兵士達は催眠術にでもかかったかのように、その場に立ち尽くしてしまった。
ルナは自分の力の余りの凄さに戸惑ったが、直ぐに気を取り直すと兵士達に命じた。

「この者を放しなさい」
兵士達は言われるままにキエフを放した。

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