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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第21章 最後の闘い(呪われた王宮)
「ルナ、思い出すのだ・・ルナ・・・。私は誰だ・・・?」

ルナの記憶に植え付けられた淫夢が蘇る。
身体が勝手に反応してしまう。

「ああ・・ああああ・・・」

ルナの形のいい唇が、開いていく。
無意識に、その言葉を言おうとしている。

「言うのだ、ルナ・・・言うのだ・・・」
ルナの唇が動こうとした瞬間、愛する男の声が目を覚まさせた。
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