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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第21章 最後の闘い(呪われた王宮)
ルナは暫らく肩を震わせていたが、床にひれ伏すアズートを見ると落ちつきを取り戻した。
そして、怯えた目を向けて震える男に向かって、ゆっくりと近づいていった。
「ヤ,ヤメテくれえ・・・。ま、眩しい・・その光り、苦しいぃ」
アズートは懸命に後ずさりしながら、祭壇の方へ逃げていく。
ルナは油断しないように、慎重に歩を進めていった。
「う、ううう・・・」
ディオンが、よろめきながらも立ち上がるのを見てルナが言った。
そして、怯えた目を向けて震える男に向かって、ゆっくりと近づいていった。
「ヤ,ヤメテくれえ・・・。ま、眩しい・・その光り、苦しいぃ」
アズートは懸命に後ずさりしながら、祭壇の方へ逃げていく。
ルナは油断しないように、慎重に歩を進めていった。
「う、ううう・・・」
ディオンが、よろめきながらも立ち上がるのを見てルナが言った。