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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第3章 過ぎ越しの祭り(呪われた王宮)
「そ、そんな事・・・。確かに僕は王妃様の事は好きだけど、それは早くに母を亡くしてるからで、本当に好きなのはルナ・・・」
そこまで言って、ディオンは慌てて自分の口を手で押さえたが後の祭りであった。
ルナが獲物をしとめた猟師のように、満足そうな表情で微笑みを浮かべている。
金色の瞳が光を増してくる。
「本当・・・?」
ディオンの手を、小さな手でシッカリと握り返して囁いている。
「ああ・・本当さ・・・」
ディオンの心が吸い込まれていく。
そこまで言って、ディオンは慌てて自分の口を手で押さえたが後の祭りであった。
ルナが獲物をしとめた猟師のように、満足そうな表情で微笑みを浮かべている。
金色の瞳が光を増してくる。
「本当・・・?」
ディオンの手を、小さな手でシッカリと握り返して囁いている。
「ああ・・本当さ・・・」
ディオンの心が吸い込まれていく。