この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第28章 悪魔の最期(呪われた王宮)
「ウウギャアアアアー・・・」
最後の叫びを上げるとアズートだった大トカゲは見る見る内に泡となって消えていった。
血まみれになった顔を振向かせると、母が苦しそうにしていた。
「お母様っ・・・」
取りすがるルナの手を取って、マチルダは言った。
「ゴメン・・ね、ルナ・・・。お前をこんな忌まわしい事に巻き込んで。い、今・・全てを悟り・・・ました。アズートに・・操られて」
マチルダの首や胸から、血が吹き出している。
最後の叫びを上げるとアズートだった大トカゲは見る見る内に泡となって消えていった。
血まみれになった顔を振向かせると、母が苦しそうにしていた。
「お母様っ・・・」
取りすがるルナの手を取って、マチルダは言った。
「ゴメン・・ね、ルナ・・・。お前をこんな忌まわしい事に巻き込んで。い、今・・全てを悟り・・・ました。アズートに・・操られて」
マチルダの首や胸から、血が吹き出している。