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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第29章 アズートの呪い(呪われた王宮)
アズートの声であった。
(俺は死んだが、呪いは残るぞ・・・。
ルナ、お前はもう男の精気無しでは生きられないのだ。
ディオンの髪を見ろ・・・。
お前と交わる男は、強烈に精気を吸い取られるのだ。
お前の父のようにな・・・。
俺が生きていればディオンを生かす方法もあったのにな、ウハハハハ・・・。
お前への呪いは決して消えはしない・・・。
国中の男どもと交わらぬ限りはな。
死んだマチルダが羨ましいだろう・・・。
ウハハ、ワハハハハ。)
アズートの怨念は直ぐに消えていった。
「ルナッ・・・。」
「ディオンッ・・・。」
薄暗い聖堂の中で二人は震えながら、いつまでも抱き合うのであった。
(俺は死んだが、呪いは残るぞ・・・。
ルナ、お前はもう男の精気無しでは生きられないのだ。
ディオンの髪を見ろ・・・。
お前と交わる男は、強烈に精気を吸い取られるのだ。
お前の父のようにな・・・。
俺が生きていればディオンを生かす方法もあったのにな、ウハハハハ・・・。
お前への呪いは決して消えはしない・・・。
国中の男どもと交わらぬ限りはな。
死んだマチルダが羨ましいだろう・・・。
ウハハ、ワハハハハ。)
アズートの怨念は直ぐに消えていった。
「ルナッ・・・。」
「ディオンッ・・・。」
薄暗い聖堂の中で二人は震えながら、いつまでも抱き合うのであった。