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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第31章 過ぎ越しの日(呪われた王宮)
男達は歓声を上げて、ご馳走を口に運んだ。
美しい女官達が優しく酒を注いでくれる。

キエフの記憶はここで途切れていた。

微かに覚えているのはルナ女王が自ら席を立ち、みなに酌をしだした頃であった。
金色の瞳が異常に光って綺麗だったのまでは、覚えているのだが。
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