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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第32章 儀式(呪われた王宮)
「クルツ、はあぁ・・・」
「おおお・・姫様・・・んん、ぐぅ」

クルツの白髪の混じった髭だらけの唇にルナの舌が這う。

「ああっ・・ジッタ、んむうぅ」
「ルナ様・・おおうぅ・・・んんん」

ジッタの赤ら顔がルナの白さをひきたてる。
番犬達は自分の番をジッと待っている。
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