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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第36章 アズートの呪い(アズート)
「ルナの気持ちは分かる・・・僕も」
ルナのブルーの髪を優しくなでている。
「僕も、いっそ・・・死ねたらと思う」
ディオンの言葉にルナは顔を上げた。
金色の涙が頬を伝っていく。
「でも・・・・」
ディオンはそっと指で触れる。
「僕たちは・・・」
指に流れた涙に唇を寄せた。
「誓った・・・じゃないか?」
そしてもう一度ルナの頬を包むようにして、フッと顔をほころばせた。
「僕たちは・・・国のために身を捧げたんだ」
ルナの瞳から涙が溢れてくる。
ディオンの指に伝わり流れていく。
「まだ、国を・・・人々を救ってはいない」
「ディオ・・ン・・・」
ルナの手が愛する男に向かって伸びていく。
逞しかった男の胸は肉が削げ落ち、薄っすらと骨の形が見えていた。
ルナのブルーの髪を優しくなでている。
「僕も、いっそ・・・死ねたらと思う」
ディオンの言葉にルナは顔を上げた。
金色の涙が頬を伝っていく。
「でも・・・・」
ディオンはそっと指で触れる。
「僕たちは・・・」
指に流れた涙に唇を寄せた。
「誓った・・・じゃないか?」
そしてもう一度ルナの頬を包むようにして、フッと顔をほころばせた。
「僕たちは・・・国のために身を捧げたんだ」
ルナの瞳から涙が溢れてくる。
ディオンの指に伝わり流れていく。
「まだ、国を・・・人々を救ってはいない」
「ディオ・・ン・・・」
ルナの手が愛する男に向かって伸びていく。
逞しかった男の胸は肉が削げ落ち、薄っすらと骨の形が見えていた。