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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第62章 絡めとられる心(アズート)
毎夜こうなる。
抵抗した分だけ、自分の弱さが強調される。
自分は獣だと思い知らされるのだ。
おぞましい怪物を求める自分を。
鼻に掛かった声が闇に響く。
生あったかい感触が再び身体を包む。
「あふぅっ・・・・んふぅ・・・んんん」
マチルダは喜びの笑みをこぼす。
端整な唇から白い歯を覗かせて。
もう拒む努力をしなくてもすむ。
自分は敗北を認めたのだ。
今から邪悪で、どす黒い快楽の海を漂える。
気品ある王妃の仮面を脱げるのだ。
そう、淫乱なケダモノとして。
嬉しそうに無数の愛撫を受け入れながら、マチルダは何時ものように大蛇の顔を引き寄せるのだった。
抵抗した分だけ、自分の弱さが強調される。
自分は獣だと思い知らされるのだ。
おぞましい怪物を求める自分を。
鼻に掛かった声が闇に響く。
生あったかい感触が再び身体を包む。
「あふぅっ・・・・んふぅ・・・んんん」
マチルダは喜びの笑みをこぼす。
端整な唇から白い歯を覗かせて。
もう拒む努力をしなくてもすむ。
自分は敗北を認めたのだ。
今から邪悪で、どす黒い快楽の海を漂える。
気品ある王妃の仮面を脱げるのだ。
そう、淫乱なケダモノとして。
嬉しそうに無数の愛撫を受け入れながら、マチルダは何時ものように大蛇の顔を引き寄せるのだった。