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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第64章 匂い(アズート)
蛇であろうが魔物であろうが、あの男よりも数段許せる気がする。
そう、マチルダは感じたのだ。
あの男の愛撫に。
目覚める寸前、蛇から変身して自分を犯している男がいた。
忌まわしい記憶の中の男。
その男の言葉がマチルダを更に苦しめる。
全ての希望を絶つ言葉であった。
『お前は淫乱な女だ・・・』
「いやっ、いやっ・・・・」
懸命に頭を振り忘れようとするのだが、耳の底にこびりついた言葉は決して消えてはくれない。
それどころか、更にマチルダの身体を熱く火照らすのだった。
そう、マチルダは感じたのだ。
あの男の愛撫に。
目覚める寸前、蛇から変身して自分を犯している男がいた。
忌まわしい記憶の中の男。
その男の言葉がマチルダを更に苦しめる。
全ての希望を絶つ言葉であった。
『お前は淫乱な女だ・・・』
「いやっ、いやっ・・・・」
懸命に頭を振り忘れようとするのだが、耳の底にこびりついた言葉は決して消えてはくれない。
それどころか、更にマチルダの身体を熱く火照らすのだった。