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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第69章 僧侶と司教2(アズート)
「ふんっ・・・何を言うか、マチルダよ。 こんなに感じておるくせに」
「ああっ・・・・」
(そ、そん・・な・・・?)
その言葉は王妃の心に強い衝撃を与えた。
確かにそうだった。
「あっ・・・・ああっ・・・」
切ない声がその証拠だ。
「ふふふふふ・・・・どうだ・・・?」
マチルダの耳元で楽しむように囁いた司教は、そのまま舌を首筋に這わした。
「あぅっ・・あ・・・んっ・・・・」
瞬間、王妃は顔を仰け反らせる。