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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第79章 再び懺悔を(アズート)
「ご気分はどうですか・・・?」
「は、は・・い・・・」
王妃の顔が真っ赤に染まる。
昨日の記憶が蘇ってくる。
目の前にいる司教と交わっていたのだ。
神聖な、この祭壇で。
「まだまだ、清めねばなりません」
マチルダの心に不安が広がる。
「ご安心下さい、王妃様」
マチルダの心を読み取るかの如く、司教の皺がれた手が細い肩に置かれた。
「私は神の使いです・・・」
すぐに視線が、絡め取られていく。
「アナタは神に召されるのです」
「は、は・・・い・・・」
灰色の瞳に導かれるまま、二人きりの聖堂でマチルダは祭壇にひざまずいた。
聖堂の中には誰もいない。
司教と王妃の二人きりである。
マチルダは美しい唇を徐々に開いていく。
新しい地獄の始まりであった。
「は、は・・い・・・」
王妃の顔が真っ赤に染まる。
昨日の記憶が蘇ってくる。
目の前にいる司教と交わっていたのだ。
神聖な、この祭壇で。
「まだまだ、清めねばなりません」
マチルダの心に不安が広がる。
「ご安心下さい、王妃様」
マチルダの心を読み取るかの如く、司教の皺がれた手が細い肩に置かれた。
「私は神の使いです・・・」
すぐに視線が、絡め取られていく。
「アナタは神に召されるのです」
「は、は・・・い・・・」
灰色の瞳に導かれるまま、二人きりの聖堂でマチルダは祭壇にひざまずいた。
聖堂の中には誰もいない。
司教と王妃の二人きりである。
マチルダは美しい唇を徐々に開いていく。
新しい地獄の始まりであった。