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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第80章 終わることのない懺悔
「な、何と・・・私が男のおぞましいモノを」

マチルダの透き通る肌が、赤く染まっていく。
それ以上の事はマチルダの口からは言えなかった。

夢の中で、獣の如く男のコックを咥えていたなどと。
まだ、何もかもが恥ずかしかった。

「それで・・・・?」
司教の声がうながす。

「は、はい・・・・」
上気した顔で王妃は続ける。

言わねば、清めてもらえないのだ。
尊敬する司教様が、罪を犯してまで汚れた自分と交わってくれるために。

全てを告白しなければ。
マチルダはゴクリと、喉を鳴らした。

今でも鮮明に頭に浮かぶ。
赤黒く彫りの深いペニスの形が。
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