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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第82章 マチルダの調教(アズート)
『あふぅっ・・・んんんっ・・・んふっ』
浮き出た血管を、舌でなぞるように昇っていく。
形を確かめるように舐めている。
あれほど恐れていたものを。
『んっ・・・・んんんっ・・・んふっ』
大きく口を開けて頬張った。
生臭い匂いが口中に広がっていく。
『んっ・・・・んふぅっ・・・んんんんっ』
自らの意思で飲み込んでいた。
『おおおお・・・マチルダ・・・』
頭を押しつける司教の手が、それを深くする。