この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第87章 性奴隷マチルダ(アズート)
「王妃様・・・・」
低い声に振り返ると、マチルダは熱いものが込み上げてくるのを感じた。
「司教様・・・・」
庭園の植え込みを背に、アズート司教が立っていた。
柔和な笑みを浮かべている。
皺がれた顔は、以前マチルダが暮らしていたジューム国の僧侶そのものだった。
この世で最も尊敬する人であった。
しかし、アズート司教は別人である。
年齢的にも合わないし、風の便りでは国は滅び僧侶も死んだという。
それでもマチルダにとって目の前に立つ男の表情に、神聖な憧れを感じるのだった。
それ以上に、強い劣情も。
低い声に振り返ると、マチルダは熱いものが込み上げてくるのを感じた。
「司教様・・・・」
庭園の植え込みを背に、アズート司教が立っていた。
柔和な笑みを浮かべている。
皺がれた顔は、以前マチルダが暮らしていたジューム国の僧侶そのものだった。
この世で最も尊敬する人であった。
しかし、アズート司教は別人である。
年齢的にも合わないし、風の便りでは国は滅び僧侶も死んだという。
それでもマチルダにとって目の前に立つ男の表情に、神聖な憧れを感じるのだった。
それ以上に、強い劣情も。