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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第96章 初めての絶頂(アズート)
「お母・・様・・・ディオン・・・」

母がいる。
自分の恋人の顔を股間に埋め、官能のダンスを踊っている。

「あれが母・・・すなわち、今のお前の姿だ、ルナ」
「ああ・・・・・」

又、心が変わっていく。
新たな欲望の種が植え付けられる。

「あああ、ディオン・・・いいっいいっ」

(す、凄い・・・・・あああ・・・・)

燃え上がる。
熱い感情が湧きあがってくる。

「ああっ・・・・ああっー・・・・」

何かが、溢れていった。
これが昇るという事なのか。

増幅する興奮と巧みな愛撫に、身体の奥底にたまった欲望が破裂する。
もう何度も味わっていた事だ。

しかし今はハッキリと、自分の中から流れ出したのが分かったのだ
確かめるように視線を落としたルナの顔が、耳元まで赤く染まった。
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