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第18章 春季と真冬

普段は起きてるんだか寝てるんだか分からないマフユの細目が、いきなりカッと開いた。

「何でも？」

「え、あの、次も負けたら、にしようかな…」

マフユの勢いに押されて、ちょっと引く。

「要するに後一回勝てばいいんだな？よし、やろう！」

何だか分からないが、マフユのやる気スイッチを押してしまったらしい。

あの目はロクでもないことを思いついた時の弟に似ている…この戦い、絶対に負けられない！