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おさななじみ
第4章 登校風景
「おはよ」
時間になってカオリが迎えに来た。
一緒に登校するのは小学校卒業以来か?
「はい、これ」
イヤホン付きの、何やら見慣れない機械を寄越した。
「ウォークマンていうんだって。前におじいちゃんからもらったままになってたのを思い出して、ちょうどいいから使ってみた」
「どーすんだ、これ?」
カオリが俺の耳にイヤホンを押し込み、ボタンを押した。
聴こえてきたのは英文を読むカオリの声だった。
「夕べ録音したの。音はあんまりよくないけど、聴いて覚える方がいいかと思って」
こいつ、昨日ウチから帰った後も俺のためにこんな事してたのか…。
時間になってカオリが迎えに来た。
一緒に登校するのは小学校卒業以来か?
「はい、これ」
イヤホン付きの、何やら見慣れない機械を寄越した。
「ウォークマンていうんだって。前におじいちゃんからもらったままになってたのを思い出して、ちょうどいいから使ってみた」
「どーすんだ、これ?」
カオリが俺の耳にイヤホンを押し込み、ボタンを押した。
聴こえてきたのは英文を読むカオリの声だった。
「夕べ録音したの。音はあんまりよくないけど、聴いて覚える方がいいかと思って」
こいつ、昨日ウチから帰った後も俺のためにこんな事してたのか…。