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おさななじみ
第13章 入れ知恵
しばらくジタバタしてみたが
テープは外れない。

どーすりゃいいんだ?


途方に暮れていると、カチャリと音がしてソーッとドアが開いた。
入ってきたのは、目の部分にだけ穴の開いた紙袋を被った人物…明らかに姉貴である。
姉は手にミネラルウォーターのペットボトルと洗面器を持っていた。

それらを床に置き、俺の手のガムテを剥がすと、そのまま出ていこうとする。
俺は口のガムテを自分で剥がし、姉の肩に手をかけて小声で問い質す。


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