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おさななじみ
第14章 二人の気持ち
所々はしょりながら、さりげなく俺の気持ちを織り混ぜつつ今までのことを説明した。
カオリは最後まで聞いてから
ひとつタメ息を吐いた。
「私はアキラのこと、ただの幼馴染みだなんて思ったこと一度もないよ」
「でも、」
「あれは、アキラに告白をなかったことにしてくれって言われた後だったから…当馬君には、片思いだけど好きな人がいるって言って断ったの」
「…良かった、カオリがヤケになって彼氏つくらなくて」
「当たり前でしょ、あれくらいで諦められるなら小学生の頃に諦めてるわよ」
カオリは最後まで聞いてから
ひとつタメ息を吐いた。
「私はアキラのこと、ただの幼馴染みだなんて思ったこと一度もないよ」
「でも、」
「あれは、アキラに告白をなかったことにしてくれって言われた後だったから…当馬君には、片思いだけど好きな人がいるって言って断ったの」
「…良かった、カオリがヤケになって彼氏つくらなくて」
「当たり前でしょ、あれくらいで諦められるなら小学生の頃に諦めてるわよ」