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愛妻を抱かせる
第9章 日常
今となってはこんな日常を

過ごしているが、5年前のセラピストが

上手く妻を導いてくれていなければ

こんな報告を楽しみにしたり、

過去の官能的な出来事を思い出しながら

酒に酔うなんて出来なかっただろう。

カズオから2人くらいは経験した。

ただ、どなたも一度きりでなかなか妻を

満足させる男はいなかった。

何かしっくりこないらしい。

身体の相性もさることながら、

あまりにも幼すぎる22歳の男の子とか

やたらSっぽい話し方で責めてくるオヤジなど

会ってみないと分からないことも多く

興醒めしてしまい、エッチを楽しめるとまでは

いかないみたいだった。

そんな感じだったのでしばらく間が空いた。

それもよかったのかもしれない。

カズオと会ってから一年と少し過ぎた頃、

梅雨前線が上がったり下がったり、

ジメジメした日々が続いていた。

私はかねてから考えていたことを

実行に移すべく、ある人を探すことにした。



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