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溺愛契約
第4章 ライバル登場
玄関とキッチンは、離れている。
二人が玄関から、移動する気配はない。
「伸樹。もう一度やり直したいの。」
遠くから今野さんの声が聞こえる。
「ごめん。俺には、香美さんがいるから。」
「あの人、もうオバサンじゃない。」
があーん。まあ、若い子から見たら、そうだよね。
「違うよ。香美さんは、オバサンじゃない。」
真剣に話してくれる伸樹君。キュンとする。
「まだ、伸樹の事が好きなの。」
声が聞こえなくなって、私は廊下を覗いた。
そして、目を大きく見開いた。
二人がキスしているのだ。
でも、正確には今野さんが激しくキスしているけれど、伸樹君はそれを受けるだけ。
ピクリとも動かない。
二人が玄関から、移動する気配はない。
「伸樹。もう一度やり直したいの。」
遠くから今野さんの声が聞こえる。
「ごめん。俺には、香美さんがいるから。」
「あの人、もうオバサンじゃない。」
があーん。まあ、若い子から見たら、そうだよね。
「違うよ。香美さんは、オバサンじゃない。」
真剣に話してくれる伸樹君。キュンとする。
「まだ、伸樹の事が好きなの。」
声が聞こえなくなって、私は廊下を覗いた。
そして、目を大きく見開いた。
二人がキスしているのだ。
でも、正確には今野さんが激しくキスしているけれど、伸樹君はそれを受けるだけ。
ピクリとも動かない。