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オリジナル版・猫探偵
第1章 (1)
いつものように事務所に到着。
今日も眠い。
でも気楽な独りだけのオフィスだから、
のんびり欠伸しながらミントティーを淹れてる。
午前中の俺は、殆ど使い物にならない。
留守電のお知らせランプがピカピカ点滅してるけど、
お茶、飲んでから確認しよ。
どうせ仕事の依頼電話しか来ないから。
えっ?
なんの仕事かって?
ちょっと変わってるから、
あんまり他人には話したことがない。
特に、バンド関係の友人知人には一切言ってない。
「猫探偵」なんだけどさ。