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オリジナル版・猫探偵
第3章 (3)
ところでなんかさ、
この猫探偵って、
猫の神様が気まぐれに決める「順番制」の仕事らしくて、
ある日突然、
何かが舞い降りてそれになって、
ある日突然、
何かが飛び去って、そうでなくなるらしいよ。


自分もいつから猫探偵をやってるのか、
あんまり覚えてない。


バンドで歌い始めたのが先だったっけ?


時々、気が狂いそうになるほど、
ヤリたくなるのは、
猫だった時の本能なのかな?


勿論、
後ろから荒々しく腰を振る。


こっちも声が出ちゃうくらい激しく。


首筋噛む訳にもいかないから、
首筋にキスしながら挿れるのが、
一番気持ち良いのも、
刻み込まれた過去の記憶と習性なのかな?


仔犬みたいにホイホイと尻尾を振って自分から来る女の子より、
全然、なびかないくせに、
突然、キスしてくるような気まぐれな女の子に惹かれるし。
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