パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 動き出す黒い影

ガンッ！！！！

ボカッ・・・・・。

1日中響き渡る鈍い音。

もう年末だというのに俺がいるこの場所は常にブラックな空気が漂っている。


「おい、・・・・・まだ見つけ出せねーのか？」

低い声でそう言うのは、剣崎会東京支部の本部長の成沢敏行。

成沢の足元に転がっているのは・・・・。

少し前に赤坂のホテルで乱交パーティーを勝手に主催したバカを捕まえに行ったが・・・。

謎に・・・。

そこに居合わせた３人の目出し帽をかぶった男に襲撃されたうちの構成員5人。

後ろで手を縛られ成沢にボコボコにされてのびてる・・・・。


成沢の背後の椅子に腰かけタバコを吸う男は椅子をくるっとゆっくり回し倒れてる男5人の方を見て・・・・。

「岳も消えたとか？」

・・・・・・・・。

そう言ってタバコを押しつぶし消した。

本部長は振り返ることもせず他の構成員をジッと見渡し・・・・・。

「先ずは岳を探し出せ・・・・蓮と繋がっている可能性がある・・・・・」

・・・・・・・。

蓮。