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愛しの茉莉亜
第4章 僕だけの茉莉亜
それから10日ほど経ってからだろうか、
いつものように夕食を終え、二人で片付けていた時の事だった。


「優ちゃん、茉莉亜仕事辞めたよ。でね、新しいお仕事ももう見つけたの!」


「どこ?」


僕が訪ねると、茉莉亜は、はにかみながら言った。


「優ちゃんの大学の側の喫茶店」


僕は嬉しくなって茉莉亜を抱きしめた。


「優ちゃん、茉莉亜は優ちゃんだけの茉莉亜だよ」


「うん、茉莉亜愛している」


僕は心の不安が少しほどけた。


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