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第22章 好きってどういう事？

そうさんの身体に押されるように、ソファーに倒される。

「そうさん・・・」

無言のそうさんがキスをしてくる。
いつもと違う、いきなり激しく舌を割り込ませて、息が出来ない。

呼吸が出来なくて苦しいのと、いきなりの激しいキスで頭の中が混乱してしまう。

待って！そう思うけれど、声に出せない。

歯茎をスーッとなぞったかと思うと、舌を絡めて激しく吸われる。
キスの音と苦し気な呼吸の音が静かな部屋に響く。

「はぁ、はぁ、はぁ」息をするのが精いっぱいになる。

苦しげに呼吸をしている私にお構いなしに、キスが続く。

「まって、そうさん」ようやく発した私の声にそうさんのキスが止まる。

「ベッドに行こう、Tシャツじゃないからしわになるよ、脱ぎなよ」

私の言いたいことはそうじゃないの、何も言えずにその場に固まる。

「ねぇ！」語彙が荒く、私の手を引いて立ちあがらせる。
なんだかいつもと違うし、なんだか怖い。
そんなそうさんにベットサイド手を引かれ連れていかれる。

「待って」そう言った私をベットに押し倒し、じっと私の顔を見つめる。