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ひまわりの花束
第8章 梅雨明け
火曜日、「梅雨が明けたらみんなでビヤガーデンに行きましょうね」そう言っていた、職場の新人さんの春香ちゃんのリクエストで、仕事終わりにみんなでビヤガーデンに向かった。
夕暮れから涼しい風が吹いてきて、会社の近くのビルの屋上のビヤガーデンは仕事終わりの人で賑やかだった。
1日の仕事を終えてみんな楽しそうに、ビールを飲んでいる。
金曜日の事が頭を離れず、涙の週末を過ごし、ビヤガーデンで楽しむ気持ちになれなかったけれど、妹みたいな甘え上手な春香ちゃんに負けて、私も参加することになった。
みんなと同じように、飲んだり笑ったりできずに、隅っこで静かにビールを飲む。
「ちーちゃん、どうしたの?なんだか静かだね?」
西野さんが赤い顔をして声をかけてくる。
「やっと梅雨明けたんですけど、なんだかまだ梅雨が明けてないみたいな気分で」
「なんだ?梅雨が明けてないみたいな気分て」
西野さんと飲んでいたそうさんが笑いながら私の隣の椅子に座る。
「週末急に梅雨が明けて気温が上がったので、体がついて行かないのかもしれません」
笑ってごまかす。
そんな私の顔をそうさんはじーっと見て
「なんだ?変なの」とビールを飲み笑った。
夕暮れから涼しい風が吹いてきて、会社の近くのビルの屋上のビヤガーデンは仕事終わりの人で賑やかだった。
1日の仕事を終えてみんな楽しそうに、ビールを飲んでいる。
金曜日の事が頭を離れず、涙の週末を過ごし、ビヤガーデンで楽しむ気持ちになれなかったけれど、妹みたいな甘え上手な春香ちゃんに負けて、私も参加することになった。
みんなと同じように、飲んだり笑ったりできずに、隅っこで静かにビールを飲む。
「ちーちゃん、どうしたの?なんだか静かだね?」
西野さんが赤い顔をして声をかけてくる。
「やっと梅雨明けたんですけど、なんだかまだ梅雨が明けてないみたいな気分で」
「なんだ?梅雨が明けてないみたいな気分て」
西野さんと飲んでいたそうさんが笑いながら私の隣の椅子に座る。
「週末急に梅雨が明けて気温が上がったので、体がついて行かないのかもしれません」
笑ってごまかす。
そんな私の顔をそうさんはじーっと見て
「なんだ?変なの」とビールを飲み笑った。