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第12章 育児

蓮はよく寝る子だった。


お腹がすいた時は泣くけど、それ以外ではあまり泣かない。


だから百合も助かると言っていた。


でも3時間おきにミルクを欲しがる蓮に夜中起こされるのは結構大変だった。


いつもは百合がミルクをあげているけど、明日は日曜日だから今日は俺が夜中のミルク担当を申し出た。


「吏生、大丈夫だよ？いつも仕事頑張ってくれてるし」

「ううん、百合は夜中全然寝れてないでしょ？今日は俺に任せて」


百合は遠慮しながらも「分かった」と言い、布団に入った。


ミルクぐらいなら俺でもできる。


毎日寝不足になってる百合を少しでも休ませてあげたかった。