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第3章 新婚旅行

百合の為に、飛行機の座席もファーストクラスしにた。


移動距離が長いし、新婚旅行くらい贅沢させてあげたいからね。


殆ど個室になってるからくっ付いて寝ることもできるし。



こうやってキスすることもできる。


「ちょ、吏生…、こんな所でやめてよ」


「なんで？誰も見てないよ」


「でも……んっ……は、だめ……っ」


「こら、声出したらバレちゃうでしょ」


「もうっ！吏生の意地悪！」


「続きはホテルに着いたらね」



あ、怒らせたかも……。


怒った百合も可愛い。


でも今はそんな事言ってる場合じゃない。


俺のせいで折角の新婚旅行がこのままだと台無しになる。