この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第7章 妊娠初期
そして次の検診日。
百合が検診している最中、一緒にいられない俺は近くにいた看護師に声をかけた。
「あの、少しいいですか」
「どうされました?」
「妻のつわりが酷いんですけど、何か良くする方法とかありますかね…」
聞いたはいいものの、つわりの症状を軽くすることはできないらしい。
でもさっぱりとしたフルーツなら食べやすいとか、栄養が取れない分、葉酸のサプリを飲むのがいいとか教えてもらった。
「妻はコーヒーや紅茶が好きなんですけど、カフェインが入ってるからとそれも我慢していて…ストレスが溜まってないか不安で」
「それならカフェインレスのコーヒーが売ってますよ。ベビー用品店に妊婦さん向けの物がありますし、ルイボスティーも妊婦さんにオススメです」
いいことを聞いた。
帰りに買ってあげよう。