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貴方を諦めます
第22章 永遠に…

「香織……?」


「私なんかでいいの……?」


「香織じゃないと駄目なんだよ。結婚してくれる?」


「はい…もちろんだよ」



涼ちゃんは指輪を取り、私の左手の薬指にはめた。


まさかプロポーズされるとは思わなかったからビックリしたけど、嬉しくて涙が止まらなかった。


「香織、そんな泣かないで」

「嬉しくて…っ」


涼ちゃんは少し微笑みながら紳士的にハンカチで私の涙を拭いてくれる。

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