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貴方を諦めます
第7章 彼女の変化
香織に避けられ続けて何週間か経った。



今日も香織は隣にいない。



講義が終わって、ぼーっと動かずに座っていると誰かが入ってきた。


「涼くんいたぁ~~」


甘ったるく発せられた声に振り向きもせずにいると、その女は隣に座って俺の腕に絡みついて胸を押し付けてくる。


「何?」

「エッチしよ?」

「んー…今気分じゃないんだよね」

「じゃあ今日は私が頑張ろうかな」


下品に俺の下半身に手を伸ばしてくるこの女の名前すら知らない。



「じゃあ舐めて」

「うんっ」


俺が何もしなくてもベルトを緩めて俺のモノを出して嬉しそうに口に含んだ。


多分舌の使い方も下手じゃないと思うけど、勃たないのは香織の事しか考えられないからだと思う。
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