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貴方を諦めます
第12章 3年ぶりの彼女
「森、香織の連絡先聞いたんでしょ?教えて」
「え~、やだ」
は?
何こいつ、ウザイんだけど。
「早く」
「理由教えてくれたら考えてやってもいいけど」
「香織が森に聞いといてって言ったから」
「まーじか…、じゃあ教えなかったら俺、日比谷から心の狭い男って思われるじゃん…」
絶対香織に気があるだろ、こいつ。
嫌々俺にLINEのIDを見せてきた時、なんで番号じゃないんだよって思った。
LINEだと電話の電波が悪い時あるし、ブロックなんかされたら連絡取れなくなるのに。
とりあえず今はこれだけでも香織と繋がれただけマシか…。
早く電話したいところだけど、とりあえずLINEして俺の連絡先を追加しておいてもらおう。