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密会
第4章 🌹August-1🌹
「夢の通りに犯されたくはないのか?」
彼の深くて、体の芯から揺さぶるような魅力的な美声が直接私の脳内に響く。
思わず、「はい」と答えてしまいそうになったのを理性で抑えつけると、何とか口を開いた。
「私は生意気な不良児ですし、先生は私を寝取る役なので...普段のセックスと違って...その...やりにくいかと。」
「私は優越感を感じるだけで特に問題は無いが...お前はどうなんだ?」
「それは...その...」
彼からの予期せぬ大胆な提案にまだ頭がついていけてない私は、口籠ってしまう。
「ハッキリ言ったらどうだ?」
私の理性がグラつくような甘い声。
ズルい。そんな良い声で言われたら、ますます断れないのに。
直接、耳元で囁かれているような気分になって、
「黎一さんに...されたい。」と懇願した私の声も、媚びがたっぷり含まれていた。