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密会
第7章 🌹October🌹
「私が好きか?」
艶を含んだ彼の声は、まるで鞭と飴の使い分けに長けた調教師のようで、私の被虐心を煽った。
「大好き...黎一さん....は?....ちょ...待ってぇ...おっきくしないで!...アッ!...ダッメ!」
私のナカで膨らんだ彼の肉棒に膣の奥をガツガツに突かれて顔を仰け反った。まるで狂おしい程の激情を、ピストン運動に乗せて目の前の獲物にぶつけるような律動に興奮が止まらない。
「お前に心酔しているよ。」
恐らく嘘で塗り固められた、けれど甘美に満ちた言葉は電流のように私の身体を這った。最後の理性が剥がれ落ちたのか私は自ら腰を振って、彼を一心に求めた。
この瞬間だけでいい。
私だけだと言って。
決壊したダムのように溢れそうな感情に蓋をして、彼に熱視線を送る。
私の視線に気づいて、彼がチラリとこちらに視線を寄越す。
その熱の籠ったような瞳には私だけが鮮明に映っていた
視線でお前だけだと言われているような、そんな感覚に陥った私は、これ以上ない歓喜に打ち震え、底のない快楽に身を委ねていった。