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私のお部屋
第9章 良美先輩の彼氏

「違うの…先輩、私の話を聞いて…」

精飲は喉がイガイガして喋りづらい
言葉がスラスラと出てこない。

それを良いことに貴史は
あることないことを良美先輩に吹聴する。

「やっぱり誘われたらさあ、
俺、スケベだからホイホイと抱いちゃうわけだよ
ほら、突いてくれって言われたらさあ、
やっぱ男だから突いてしまうわけだよ」

「違うの!先輩、聞いて!ねえ、聞いて!!」

「言い訳なんて沢山よ!!
あんたがそんな泥棒ねこだったなんて
とんだ笑いぐさだわ!!」

惚れた男の言い訳をすっかり信じ込んでいる良美は
由香の言葉など耳に入ってこない。

部屋の片隅に置いてある由香のバッグを
放心状態の由香に放り投げると

「出ていけ!
この恩知らずの泥棒ねこ!!」

テーブルの上の由香の手をとり
素っ裸のままでドアに向かって引きずると
そのまま由香を外に放り出した。

「きゃっ!!」

まだ未明の冷たい空気が由香の裸体に絡み付いた。

追いすがろうとする由香を遮断するかのように
部屋の扉は虚しく閉じられた。

「先輩!ごめんなさい!先輩!!」

ドアを激しく叩いたけど
良美先輩は出ていけ!の一点張りだった。

寒い廊下で服を身に付けると
由香は仕方なく良美先輩の部屋を後にした。


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