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私のお部屋
第11章 呼び出し
豆田先生は一旦、桃子の体から離れると
今度は豆田先生がしゃがみこんで
桃子の腋と膝裏に腕を差し込んだ。
「きゃあっ!」
次の瞬間、桃子は叫び声を出していた。
体が浮き上がったのだ。
そして、目の前の豆田先生の首にしがみついた。
桃子は豆田先生にお姫様抱っこで抱え上げられた。
のっしのっしと、秀子を抱えたまま、
リビングを出て豆田先生は階段を昇り始めた。
「豆田先生、一体どこへ?…」
「ふふふ、桃子さん、
大抵のお家は二階に寝室があるものです」
豆田先生は二階の二つの扉のうち
一つ目の扉を開いて中に押し進んだ。
「やっぱり!ここが寝室でしたね」
「あっ!いやっ!何を!?ここはっ!」
それは桃子の部屋ではなく由香の部屋だった。
「せ、先生っ。ここで、するつもりなの?」
「そうですよ…
さんざん男を連れ込んだ部屋なのだから
僕もその男たち同様にベッドを使わせてもらうよ」
「違うんです。ここは…この部屋は…」
この部屋はダメ…
由香のベッドでセックスするなんて…
部屋を使われたと知ったら
あの子、今度こそ二度と帰ってきてくれないわ。
次の瞬間、重力にさからうように、
桃子の体が浮いた。
豆田先生が桃子を放り投げたのだ。
ドサッ!
桃子の体が、
ベッドの上でバウンドした。
揺れる天井を見ながら、桃子は絶叫した。