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幼馴染の重すぎる愛
第3章 three

「愛結、どこ行くつもりなの…?」

「………」

「ごめんっ……、愛結のことが好き過ぎて…愛結のこと考えられてなかった……本当にごめん…」

「うぅ…っ」

「泣かないで…っ、ごめん愛結……」


逃がさないとでも言われているようにキャリーバッグを奪われ、私は琉生に抱き締められた。


琉生の腕の中は温かくて落ち着く。


暫くそうしていると、私はだんだんと気持ちも落ち着いてきた。



「愛結、許して…?」

「私のことが嫌なら…はっきり言ってほしい…」


周りから嫌われる私の事なんて琉生も迷惑だったのかもしれない。


きっと幼馴染だから今まで我慢してたのかもしれないし…
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