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第2章 ヨルノレシピ

目を開けると見慣れた自分の部屋の天井が見えた。


今のは夢？

なんて…、

なんて夢を見てしまったのだろう……。


私、川田 美織(ミオリ)。高校1年生。
今の今までそれなりに真面目に生きてきた。
学校を遅刻したことや、ましてやサボった事なんか無いし。先生の言う事だって、校則だって大体守ってきた。挙げ句の果てにクラスの委員長なんてやっちゃったりしている。


髪の毛だって染めた事ないし。スカートの丈だって高校生だというのに、膝少しだけ上で周りの子と比べたら随分長めだし。勉強だってある程度してて、学年10番以内はキープしている。


自分で言うのもおかしいが あたしは至って真面目だ。