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ダイエットレシピ
第1章 ダイエットレシピ


見られた?

栗原くんに見られた?


あたしのスカート丈短くないのに何で?
どうしよう。恥ずかしいよ…だけじゃ済まされない。


心臓が別の意味でドキドキしている。


"はいてるよ。なんで?"

震える手で返事をテーブルに書いた。

もしかしたら栗原くんの勘違いで終わってくれるかもしれないし。
恐る恐る彼の方を見ると涼しげな顔をして黒板に視線を向けている。



彼は あたしの方を見ないで手を動かした。


"うそつき"

"嘘じゃないよ"

嘘だけど…、はいそーですなんて言えません。


"いや、嘘だ"

"嘘じゃないってば!!"

文字を書いては消しての繰り返しが延長戦に続けられる。
内容はとんでもないもののこんなに長くやりとりしたの初めてだ。


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